やっぱり味付けが、、、『かがみの孤城』辻村深月

かがみの孤城

話題の本書。

辻村深月って読んだものは
ドンピシャではないが
ハズレもない著者。

Amazon内容紹介

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

わたしが一番苦手な題材が「いじめ」。

私は村上風に言うと
非常に個人的な人間なので

子供の頃から
人間関係で
いじめられたり、いじめたりという
事象からかけ離れたところに生きてきた。

もちろんそれなりに普通の学生生活を
送ってきたらか
全く何もなく、気づきもしなかったかっていうと
そんなことはないんだけど

どちらのサイドにも立ったことがなく
どちらの言い分も立場も理解できない。

映画で「いじめ」がテーマだったりしたら
すぐ見るのやめるし
本でも読むのやめちゃうんだけど

今回はとりあえず読んでみた。

あいからわず、不登校の子の心境や
いじめっこの心境には
なんら共感も湧かず。

中学生の息子がいるから
気持ちの伝え方や
言い分の幼さや不器用さが
可愛らしいなって感じた。

自分だってじゅうぶん不器用で不細工な中学生だったことを思い出すと
少々ヒリヒリする読書です。

全体的にファンタジックな要素が散りばめられているので
わたしはファンタジーが苦手なので
味付けが変な小説だなぁという印象。

でもでも

さすが辻村深月。

お話の全体的なまとまりがあるし
さいごにサプライズもあるしで
読み応えがあるのです。

分厚いけど読み始めたら
スイスイと進む。

世の中にはいじめで自殺してしまう子達が絶えないし
そういうニュースを見ると本当に心が痛くなる。

共感はできないのは正直な感想で
だからって無関心でいる訳ではない。

そういう事に答えが見つけ出せない悶々としたところから
目を背けているのが私。

きっと多くの苦しんている人たち
昔傷ついて、今もトラウマに苦しんている大人たちが
この小説で救われるんじゃないかなと思います。

空気を読みすぎたり
相手の顔色を伺ってしまうあまり
自分が出せない
心優しい人々が
同じく苦しんでいる仲間と出会い
一緒に生きていく

そんなに苦しまなくていいんだよ

というしっかりとしたテーマは受け取れます。

あたたかい気持ちになれます

変な味付けだけど w

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です