『蜜蜂と遠雷』恩田陸

蜜蜂と遠雷

とにかく素晴らしいです

 

はい、たしかに私は

直木賞と本屋大賞ダブル受賞って!

なによ、芸がないわね。

って思ってました。

みんなが良いって言ったら良いのかよ

って思ってました。

 

個人的にキミスイとかダメだったので
話題作といっても半信半疑なところもありつつ

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話題の本でも、、、 食わず嫌いはもったいない でも 勘は蔑ろにできない。 ちょっと熱り冷めてきたけど 書店のぞくと ずっと平積みされている 住野よる

でも自分の好みの本ばかり読むのもつまらない。

でね、でね

読んだ瞬間わかるやつや、
良い小説やん。(宮川大輔節です)

ピアノのコンテストのお話なんだけど
主に4人のコンテスタントと審査員
それを取り囲む人々の視線で描かれている。

これがうまくリズムを作っていて
飽きさせない。

わたしはクラシックなんて全く門外漢なんだけど
それでも引き込まれる魅力的な演奏のシーン。

まるで音の粒が天から降ってくるかのよう

音楽ってこんな風に楽しめるもんなんだあって
羨ましくなる。

著者も決して音楽の専門家じゃないのに
ここまでリアルに描けるのが
素晴らしいなって思うんです。

レビューで、音楽の世界知っている人から言わせると云々って
あったけど
読者は圧倒的に音楽に明るくない人が多いでしょ。

それでこれだけの筆力で
瑞々しく描けるんだから

さすが直木賞作家!本屋大賞も頷ける。

コンサートシーンで聴覚が刺激され
音の粒に包まれるような感覚になる。

本を読むという行為で別の感覚が刺激されるって
やっぱり読書ってすごいなって思う。

読む人によって聞こえる音楽も
見える風景も
匂いや温度も変わってくるんだろうな。

これぞ読書の醍醐味。

と思う一方で、

私の好きな読書って
こういう読書かというと
そうでもないのです。

ここまで物語も描写も素晴らしいのに
何か物足りない。

それって何だろうな〜

自分の中では満たされなかった部分がどこかは自覚してるんだけど
言葉にはできない。

なんかそういうのないですか?

あくまで好みの問題ですね。

そんな感じはありつつも
本書は ほんとに素晴らしかったです!

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